埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1200
■ 種類 学会発表
■ タイトル 詳細化学組成に基づくディーゼル排出ナノ粒子に対するオイル寄与率の定量的推定
■ 著者 伏見暁洋    (独)国立環境研究所
齊藤勝美    エヌエス環境(株)
藤谷雄二    (独)国立環境研究所
長谷川就一    埼玉県環境科学国際センター
高橋克行    (財)日本環境衛生センター
田邊潔    (独)国立環境研究所
小林伸治    (独)国立環境研究所
   
   
   
   
■ 出版元 (社)大気環境学会
■ 出版年 2010
■ 誌名・巻・号・年 第51回大気環境学会年会、平成22年9月10日
■ 抄録・要旨  ディーゼル排気中ナノ粒子の化学組成(炭素成分、有機成分、イオン、元素)を測定して組成の全体像を把握し、エンジンオイルに高濃度に含まれる有機成分のホパンおよび元素(Ca、Zn)を用いてエンジンオイルの寄与率の定量的な推定を試みた。排気後処理無しのディーゼルエンジン及び酸化触媒付のディーゼル車両について、それぞれ無負荷の高回転域(NoLoad)及び過渡状態(JE05モード)の条件下で試料を採取した。ホパンにより求めたオイルの粒径別寄与率は、どの条件でも粒径が小さくなるほど高くなった。ナノ粒子が支配的であった後処理無しエンジン-NoLoadの寄与率が最も高く、57%と推定された。元素を用いて推定した結果でも凝集モード粒子よりナノ粒子の方が寄与率が高く、後処理無しエンジン-NoLoadでの寄与率は77±43%と推定された。
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